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初夏の尾道 ~海と坂と寺の町~
2012-11-25 Sun 21:41
尾道水道の眺望を楽しみに再び千光寺山へ登頂しました。
ロープウェイにて山頂へ、そして展望台からの眺めと少し山腹を下った千光寺境内の様子です。

ロープウェイからの風景1
ロープウェイに乗り発車を待ちます。山麓駅の間近までご近所の家々が軒を接して立ち並んでいます。

ロープウェイからの風景2
なだらかな千光寺山の山腹には天寧寺の三重塔が建っています。

ロープウェイからの風景3
ロープウェイから見下す尾道の街

ロープウェイからの風景4

山頂駅から2
再び山頂駅から

尾道水道の眺め1
千光寺山展望台より西方を望む風景です。
中央のガラス張りの建物は尾道市立美術館。尾道水道の左側の山並みがおなじみの向島、その奥には因島など、四国の今治(いまばり)まで続く瀬戸内の島々が霞んで見えています。季節はともあれ「あれは伊予、こちらは備後、春の風」の情景です。尾道市街のある陸地側は隣の三原市へと続いていきます。

尾道水道の眺め2
向島の北岸は造船所や渡船の発着所もあり、だいぶ拓けています。

尾道水道の眺め3
以前、小型カメラのCMで女優の北川景子さんがこの辺りの景色をパノラマ撮影し「おお、尾道独り占め!」とつぶやくシーンがありましたが、この高台から望む、広々とした風光は本当に気持ちの良いものでした。良く晴れた初夏の一日にまた行ってみたくなりました。

千光寺より
千光寺の本堂です。
映画『ふたり』の中で、主人公の北尾実加と親友の長谷部真子が、クラスメイトの家を訪ねた帰り途に、この欄干に腰を掛けながら「私たちやっぱりまだ子供なんだね」と語り合います。友人の家の没落を敏感に察した二人の静かな述懐の場面です。作中にもしっかり映されていましたが、ここから見た尾道市街の様子も素晴らしい景色です。

千光寺より2
街を背に山肌を登っていくロープウェイの姿に強く魅かれました。

千光寺より3

千光寺鐘楼
千光寺境内の断崖に面して建つ朱塗りの鐘楼
林芙美子が「赤い千光寺の塔が見える」と放浪記に綴ったのはこの朱色の鐘楼のことでしょうか。

鐘楼越しの尾道
鐘楼越しに眺める尾道大橋と瀬戸内の海

千光寺護摩堂
千光寺護摩堂

千光寺より4
ロープウェイは街へと消え、そして再び姿を現します。
 

再び妙宣寺に
千光寺山を下りた後、再び麓の妙宣寺へ立ち寄りました。

物影の猫3
境内を何気なく歩いていると、先程は気づかなかった猫石の姿を石段の陰に見つけました。

物陰の猫
尾道の街中に隠れる猫石たち、彼らのことをこの日はすっかり失念しておりました。

物陰の猫2
別の猫もひっそりと隠れています。

瓦屋根の眺め
瓦屋根の風景を市川監督風に

慈観寺本堂
慈観寺も再訪します。

斜格子
東京近郊では総コンクリート造りの寺院も少なくありませんが、こちらは古い木造の堂舎を良く残しています。斜格子の造作も古風な本堂です。

本堂濡れ縁

閼伽井堂

鐘楼

甍の重なり
こちらは慈観寺から通りを隔てた正授院の境内です。

正授院1

正授院2
商都尾道の遺産でしょうか、街中にある寺院の数々は決して豪奢な大刹ではありませんが、いずれも風格ある清々しい造りの仏閣ばかりでした。

正授院
浄土宗正授院


尾道駅
二日目も初夏の尾道を充分に堪能し、尾道駅へと辿りつきました。いよいよこの旅も終了です。

駅舎より
駅舎より駅前広場を振り返って
正面に見えるクレーンや作業場の建物、生い茂った木立は向島のものです。高速バスから降りたった時、駅と海とがこれほど至近距離にあることにまず驚き、それだけで期待できる楽しい街めぐりになりそうだとワクワクしたものです。

P1000636.jpg

帰郷の時刻
出発の時刻が迫ります。

ホームより駅舎を
駅名標と駅舎を正面に据えて尾道最後の一枚。
尾道は風景の一つ一つが深く心に残り、また冒険心がくすぐられるとても素敵な街でした。


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初夏の尾道 ~妙宣寺と慈観寺~
2012-11-17 Sat 20:19
千光寺山ロープウェイの運行時刻まで、まだ少し時間があったため、山麓駅周辺の小路をたどって見たところ周囲に瓦葺きの堂宇や鐘楼が立ち並ぶ一角に出ました。

妙宣寺への曲り道
寺町への曲がり角、といった雰囲気です。

妙宣寺へ

妙宣寺山門
日蓮宗妙宣寺
山門まで続く白い築地塀がとても印象的なお寺です。

妙宣寺2

白砂の庭
白砂利をひいた砂紋が清々しく感じられます。

妙宣寺本堂
この本堂の後ろには加藤清正を祀った御堂があるそうです。戦陣に「南無妙法蓮華経」の幟を掲げるなど、熱心な法華信仰で知られた清正公ですが、尾道市内の寺院に祀られているのは意外な気がしました。豊臣秀吉の命による朝鮮出兵の際に、尾道も兵糧弾薬や派遣軍の中継拠点となっていて、それが縁となって後に豊家の重臣である清正公の等身大の木造を安置したとも伝えられています。

妙宣寺からのロープウェイの様子
塀越しにゆっくりとロープウェイが動き始めました。普段見慣れないためか、街の中で間近にロープウェイが移動する様子は本当に不思議に感じられました。

白壁越しの大屋根
山門を出ると、築地塀の向こうに隣接する寺院の本堂が見えました。瓦葺きの大屋根が見事で、以前に見た市川崑監督の映画のワンシーンを思い出します。
金田一耕助シリーズのほか、市川作品には屋根瓦を真上から撮るようなショットが必ず挿入されていて、市川監督自身もあるインタビューの中で「灰色の単純な線の瓦屋根に魅かれた」、「日本の建築様式の美しさは瓦屋根に凝縮されている」とその傾倒ぶりを語っています。

白壁と寺院
白壁と寺院。瓦屋根の建物があって、墓石が並び、奥には新緑の山肌が見える。このような風景がとても日本的で好ましく感じられました。

慈観寺山門
瓦屋根が見事な隣のお寺にも参ってみました。(時宗慈観寺)

慈観寺山門2

慈観寺境内から
慈観寺境内からもロープウェイの様子を見上げることができます。

慈観寺本堂の濡れ縁

慈観寺の渡廊下
広くはありませんが、建物が時を経た古色を醸し出していて落ち着いた佇まいの古刹でした。

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初夏の尾道 ~朝の本通り~
2012-11-10 Sat 14:17
昨日、散策した本通り商店街の朝の様子です。この日は月曜日でアーケードの石畳の道を自転車で駈け抜ける女子学生の姿が多く見られました。

商店街風景
どこの街でも見られる朝の一コマなのですが、尾道の街なかで自転車で疾走する女子生徒の姿を目の当たりにすると、「ふたり」などのシーンが思い出され感慨もひとしおです。

林ウバ車さん
ウバ車やさん

大和湯
開店前のゆーゆーさん

商店街風景2
子供の頃、近隣の街にあったアーケード街は活気があり、とても賑やかで憧れの象徴でした。30年以上前の記憶ですが、未だにアーケードの下を歩くときには心躍る思いがします。

商店街風景3

商店街風景4
「本通り商店街」という名称ですが、通りに沿ういくつかの商店街を総称して、この名で呼び慣わしており、実際にこの場所を歩いてみますと、本通りを横断する何本かの道路に区切られた個々の通りごとに個別の商店街となっています。
おのみち本通り 尾道市商店街連合会

商店街を抜け
本通り商店街を東へ向かって進み、国道2号線の防地口交差点のあたりまで歩いてきました。アーケードも尽きて、正面には浄土寺山が見えています。このまま進めば、浄土寺山麓の浄土寺や海龍寺を訪ねることができます。北側へ向かえば、昨日尾道公会堂で演奏会を行った吹奏楽部の生徒さんたちが在籍する尾道東高等学校があります。

路地10
尾道市街をもう少し東の端まで歩いてみたかったのですが、そろそろロープウェイが運行する時刻になったため、踵を返して千光寺山へ向かうことにしました。
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初夏の尾道 ~早朝の海岸散歩~ 
2012-11-07 Wed 00:40
尾道の旅の2日目、ホテルを出発し早朝の尾道水道の様子を楽しみながら海岸沿いを歩いてみました。

住吉浜
宿泊したRホテルの客室からの眺めです。
目の前の海岸は尾道水道に面した住吉浜。住吉神社やレジャー用船舶を係留する桟橋などが浜沿いに並びます。


桟橋
こちらはクレーン付きの公衆電話室
老朽化が進み解体寸前だったクレーンとその操作室を、有志の手によってメカニックなオブジェの付いた電話ボックスに再生させたものです。クレーン部分から海上を眺めるアングルでの一枚。


朝、尾道水道
波静かな朝の尾道水道 


浪間のきらめき
早朝の柔らかな陽射しが浪間にきらめいて、尾道市街と向島を結ぶ大橋の姿を黒く浮かび上がらせています。


住吉浜の街並み
渡船の発着する岸壁から陸地側をふりかえって
(Rホテルと住吉神社)


釣果は如何?
早朝の釣り人 


ようこそ尾道へ
渡船乗り場にて 
海側に向けた案内板。海も港町尾道への入り口です。  
   

海岸通りの途中で
今度は海岸の遊歩道を尾道駅方面に歩いてみます。


浜の路地裏
遊歩道から一歩裏の路地へ入ってみました。


尾道城と土堂踏切
土堂踏切(つちどうふみきり)
JR尾道駅の東側にある踏切です。山上の尾道城と古い店舗や民家の家並みを背にした一枚です。人家の密集する込み入った街の構図も尾道らしい風景といえるのではないでしょうか。


港屋
駅近くの裏通りにも昔懐かしい佇まいのホテルがありました。


駅前海岸へ
寄り道しながら駅前の海岸近くまで歩いてきました。千光寺山のロープウェイの動く時刻まで、もう暫く街中を歩いてみます。

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