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2015年冬 尾道
2016-01-17 Sun 17:30
昨年の末に、年の瀬の尾道を歩いてきました。

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尾道の駅前桟橋から小型船で約40分、尾道から四国の今治(愛媛県)へと続く島嶼の一つに生口島(いくちじま)があります。

広島県豊田郡瀬戸田町と因島市から成っていたこの島は、平成の大合併によって全島が尾道市に編入されました。島の中心である瀬戸田は近世以前より瀬戸内海を航行する船舶の潮待ち・風待ちの港として栄えたといわれます。その繁栄を物語る古建築が瀬戸田の町の一隅に残る国宝、向上寺三重塔です。

寺の堂塔を中腹に抱いた向上寺山の山上からは、この三重塔の上階越しに近隣の高根島(こうねしま)の島影や瀬戸田の海(瀬戸田水道)を望むことができます。


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ひしめく様に立ち並ぶ家々、その間を抜けて行く狭い石段の小路。昔からの変わらぬ島の暮らしを偲ばせてくれる瀬戸田の集落の一角。

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石段を下ってゆくと海沿いに続く家並みの向こうに、流れの穏やかな瀬戸田水道が見えてきました。

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瀬戸田港の傍らで

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瀬戸田港の待合所には、段ボール箱に「サイクリストの皆さんへ」と書かれて、地元産のミカンが置かれていました。瀬戸内の島々を経由し尾道から今治までをつなぐ瀬戸内しまなみ海道、近年ではサイクリング愛好家のメッカともなっていて国内外を問わず、この地を訪れるサイクリストの姿が増えました。初めてこの土地を訪れた4年前は、ここまでのサイクリング人気はまだ無かったと思うのですが、現在は尾道、しまなみ地域を代表する一大アクティビティになっているようです。

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生口島と隣の高根島を結ぶ高根大橋。柑橘類の栽培が盛んな両島の架け橋は、目にも鮮やかなオレンジ色のアーチ橋

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生口島から本土に戻って、おなじみの尾道水道の風景です。

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シネマ尾道
尾道駅の程近くにスクリーンを構えるのが、尾道で唯一の映画館、シネマ尾道。昭和の終わり頃までは、地方の町にもまだまだこういった映画館が残っていましたね。旧尾道松竹の建物をそのままに、2008年に開館したミニシアターです。

数々の名作の舞台となり”映画の町”と親しまれた尾道も、2001年に尾道松竹が閉館した後は、映画館が一館も無くなっていたそうです。その状態を惜しんだ、現在のシネマ尾道支配人である河本清順さんが中心となって2004年に「尾道に映画館をつくる会」を発足させたのが、このシネマ尾道開館に至る第一歩であったそう。当時は”映画好きの平凡な20代女性”に過ぎなかった河本女史の熱意が、今ではしっかりとこの町に実を結んでいる様子を、ちょっと敬意とともに眺めてしまいました。

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尾道は、こういった少しせつない青春映画が、やっぱりよく似合う街ですね。

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こちらは、かつて尾道の夜を代表するBARだった、舶来居酒屋「暁(あかつき)」の跡。

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本通り商店街を歩いていて見つけた定食屋のどん吉さん
港町という土地柄、尾道には海鮮料理を出す和食店は数多くあれど、散策中にふと、とんカツやフライやカレーといったおなじみの洋食が恋しくなった場合にぜひ立ち寄りたいお店。冬のこの時期はカキフライの定食やカレーが定番でしょうか。尾道市立大学の学生さんたちも御用達の、ボリュームたっぷりの満腹食堂がここにあります。

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広島県は酒どころ。NHKの朝ドラ「マッサン」で一躍脚光を浴びた竹鶴酒造のある竹原、先年のオバマ大統領来日の際、銀座の有名寿司店で安倍首相と酌み交わしたという銘酒『賀茂鶴』を産んだ西条の町も尾道からはそう遠くはありません。とある和食のお店でのメニューですが、有名どころの他にも広島の地酒、色々とあるようですね。

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尾道の歓楽街、新開(しんがい)の路地奥で見つけたBAR『A-train』さん。JAZZ&BARと看板が出ていますが、店主のHさんは映画と落語に(必然的に芸能全般や歴史の雑学にも)造詣が深い。彼が語り始めると、主客で夜の更けるのも忘れるほど話に興じてしまいます。尾道にあるBARは、それぞれ店主や店構えが個性的で、文学・芸術を愛好してきた町の気風がこんなところにも現われているように思えます。

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尾道駅前風景

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尾道水道に突き出した突堤の先に、寄り添って座るカップルの姿はいつ訪れても目につく光景。もう尾道水道沿いの風物詩の一つといってもいいかもしれませんね。

やっぱり尾道はいいところだなあ。

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